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2027年度から前期入試廃止へ

現小学6年生より県立高校入試は3月上旬の1本化

以下、2月8日熊日ニュースより(要約)

白石伸一・熊本県教育長は8日の県議会一般質問で、前期・後期選抜に分けている県立高の入試を一本化し、学力検査に加えて面接や実技などで多様な能力や個性を評価する新制度を導入する方針を表明した。  

 3年の周知期間を経て、現在の小学6年生が受験する2027年度入試から導入。入試は現在の後期選抜と同時期の3月上旬に実施する。  新制度では、全ての県立高が5教科の学力検査と独自検査を実施。各校の特色を反映させるため、県教委が一定の基準を定めつつ、各教科の配点や各検査の募集定員の割合、独自検査の内容などは各校の裁量に委ねる。

令和6年度 入試(日程、定員等)の発表

〈2023.9〉熊本県熊本県関係機関は、来春の入試で募集する公私立高と私立中の学校・学科別定員を発表した。県立と熊本市立を合わせた公立高全日制の募集定員は前年度から55人減った。私立高は110人減、私立中は前年度と同じ635人。

熊本市立の必由館高は、普通科を「文理総合探究科」とし、文理、芸術、生活デザインの3コースを設け定員は55人減。県立高の再編はなく、定員も変わらない。

 公立高の前期(特色)選抜は2月1日で結果通知は2月9日。後期(一般)選抜は3月5、6日で合格発表は3月13日。

 私立の各高校は1月16日~2月15日に、奨学生と専願生、一般生などの入試を実施する。

 熊本高専は熊本、八代両キャンパスを合わせ、前年度と同じ240人を募集する。推薦入試は1月20日、一般入試と帰国生入試は2月11日。

 私立の各中学校は11月25日~2月10日に入試を実施する。

 県立中3校(玉名高付属、宇土、八代)はそれぞれ70人を募集する。試験は1月7日、結果通知は1月18日。

令和6年度、千原台高校の後期入試の変貌

〈2023.9〉熊本市立千原台高校の「後期入試」様態が発表されました。要約すれば、初日は「5科目入試」と「自己アピール書の作成」、二日目は実技や面接です。

初日の「5科目入試」は県内初の「マークシート」が採用され、各科目35分~45分の短期決戦。初日最後に作成する「自己アピール書」は、二日目の面接試験で使用する模様。

「入試制度」が、これから変わっていくことを感じさせる千原台高校の入試制度の変貌です。

スマホによる学力の低下、文科省が警鐘

【比較の結果、大きな差が】

〈2022.10〉 文部科学省は、小学6年生と中学3年生の全国学力テストで行った問題の正答率で、スマートフォンの使用時間と成績の変化について調査しました。

資料1をみると、「スマホをまったくしない(A)」「使用時間が1時間未満(B)」の生徒は、「スマホを2時間以上(C)」さらに「4時間以上する生徒」の生徒の平均点を大きく上回っていることが分かります。※スマホとはスマホゲームやSNSの使用などを指しています。                              

自宅で2時間以上勉強しても、スマホの使用時間が2時間以上勉強になると、勉強の効果が消えていくように推移し、実際にそのように結論付けている方もいます。※Sの生徒(家でスマホも勉強もほぼしない子)はF(スマホの使用時間が4時間以上)の生徒よりも平均点が高い。

【見解】楽しいゲームや動画、SNSが持ち運べる時代になりました。スマホ依存症はこれからも増加し、「将来へ向かって頑張った人」をそうでない人との格差は、これまで以上に大きくなると思います。

前期入試がなくなる!?

〈2022.9〉熊本県立高校の入試制度を見直す検討委員会は、前期・後期選抜に分かれている現行制度を一本化する案を軸に議論を進める方針を確認しました。

「複数回の入試は、手続き等含め高校側の負担が大きい」ことから、受験回数を二次募集を除く1回としつつ、学力と共に多様な資質や能力を評価できる制度を検討することとした。実現すれば2005年以来の大規模な制度改革になる模様。-一部抜粋・要約-

【見解】前期入試は「5科目学力入試」がありませんでした。※学力入試すらない高校が多数を占めていました。その前期入試がなくなれば、「内申点」及び「学力入試」の得点が合否の判断に大きく影響をする結果となりそうです。

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